コケコ達の大運動会は放飼いの醍醐味です！

放飼い場では、コケコ達は悠々自適に過ごしています。
放飼い場の土壌は鶏糞を肥料に使い、発酵させ無臭にすべく、もみ殻・くん炭・ぼかし・米ぬか・パーク堆肥を耕運機で混ぜ合わせます。
土表面温度も上がり、野菜がぐんぐん育つ程のフカフカ土壌となるわけです。

暗くなると寝床に戻る習性のあるコケコ達の就寝鶏舎は、小動物からの襲来や細菌感染を防ぐべく、金網とネット張りになっています。全小屋に暴風シートとヒーターをセットし、冬の夜も寒さ対策万全です。

＊先に該当される方への冒涜、批難ではない旨お伝えしておきます。

現在、市場たまごのシェアの約90%はバタリ養鶏と呼ばれる採卵法で、バタリゲージ（鶏1羽が入るゲージ）の集合団地で数千、数万羽を一斉飼育している方法です。食卓に並ぶたまごの大半がこれらに該当します。
たまごの生産性重視で数年でコケコ達は殺処分となり、また新たな命を仕入れる。
消費者の口に届くまでのコスト＝販売価格に大きな変動を及ぼします。
安価で食べられる利点を受け入れながらも、やはり腑に落ちない部分ではあります。

雌雛だけを仕入れ、ペットとだと持論を唱える私自身も偽善者かもしれません。
利益をもたらさなくとも、それでものびのび育み生涯を全うさせてあげたいものです。
感慨深いですね。