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【mydo×まいぷれ合同企画!vol.1】2018年 小長井富士市長にスペシャルインタビュー!

テーマ:生涯青春都市! いただきへの、はじまり富士市

 

近年の富士市の取り組みについて、小長井富士市長にまいぷれ編集部がお話を伺いました!

 

富士市長 小長井 義正(こながいよしまさ)

生年月日:昭和30年7月30日(63歳)

出身:富士市

略歴:静岡県立富士高等学校卒

   一橋大学商学部卒 

   平成26年1月19日 富士市長就任

趣味:ジョギング、バンド演奏

座右の銘:知行合一

ユニバーサル就労について教えてください。

 

「ユニバーサル就労」とは、障害や家庭の事情など、様々な理由で働きたくても働けない方々に多様な働き方を提供・支援しようという取り組みです。

市民の皆様からの切実な声を受け止め、富士市としてユニバーサル就労を推進していくことを決意しました。

それによって市民の皆様が生きがいを持って働くことのできるまちづくりを目指しています。

具体的な取り組みや実績はいかがでしょうか。

 

市役所の生活支援課もしくは、フィランセのくらし・しごと相談窓口にて相談を受けています。

15歳以上の富士市民の方々であれば、どなたでも気軽に足を運んでいただくことができます。

7月末現在、認定協力企業は67社、就職者は合計34名です。

今後も一人ひとりの事情に応じたオーダーメイドの支援を心がけてまいります。

ユニバーサル就労推進に向けて、意気込みをお聞かせください。

 

自治体として取り組んでいるのは全国で富士市だけです。ユニバーサル就労推進のためには、企業の協力が必要です。「互いに」働きやすい環境を整えるために、毎月企業向けの説明会も行っています。

一人ひとりに丁寧に寄り添うことができる環境をつくりだし、より多くの方の就労の救いになればと思います。

CNF(セルロースナノファイバー)についてお聞かせください。

 

未来を担う新素材として注目しています。

木材などの植物繊維をナノオーダーにまで細かく解きほぐした植物由来の繊維です。

特徴は、「軽くて強い」「環境負荷が少ない」ことです。鉄の1/5の軽さで5倍の強度といわれています。

例えば、近年プラスティックストロー廃止の動きがありますね。

これに代わって、CNF配合のストローを使用する時代がくるかもしれません。

実際にボールペンインクや紙おむつ、トイレットペーパークリーナーなどが製品化されています。

富士市としての取り組みはいかがでしょうか。

 

このような動きを捉え、"ものづくりのまち"として発展を遂げてきた富士市では、CNF関連産業の集積に向けて、今年度中に今後展開する施策や推進体制を示す「(仮称)富士市CNF関連産業推進構想」を策定します。富士市役所2階の市民ホール総合案内前と5階の産業政策課前に展示コーナーを設置していますので、市役所にお越しの際は、ぜひご覧いただきたいと思います。

2020年の東京オリンピックについて、富士市はどのような関わり方をしていきますか?

 

大淵にある、静岡県富士水泳場でスイス代表の事前強化合宿の実施が決定しています。

競泳・飛込・アーティスティックスイミングの3種目の選手たちが利用します。

 

水泳の合宿は練習が公開されるため、地元の子どもたちが世界レベルの選手たちと同じプールで泳ぐことができます。将来、これをきっかけに富士市から水泳日本代表が生まれたら嬉しいですね。

「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」に参加しているとか。

 

東京2020組織委員会が主催するもので、国民から集められた小型家電や携帯電話等に含まれる金属を再利用し、表彰メダルの原材料にする取り組みです。

この取り組みは、オリンピック・パラリンピック史上初めてのことで、メダル5000個分を目標にしています。市内では6か所で回収しており、7月末現在、57.7kgの携帯電話が集まっています。誰もが参加できるメダルプロジェクトです。ご家庭に眠っている携帯電話で、オリンピック・パラリンピックを盛り上げましょう!

最後に、読者に向けて一言お願いします。

1日のはじまりを大切にしながら、それぞれのいただきを目指す。

 

それが「いただきへの、はじまり 富士市」です。

 

一人一人がかけがえのない個人として尊重され、「生涯青春」でいられるよう、共にいただきを目指していきましょう!